SDGs8

●貧困のない公正な社会
おふとんによく使用される「綿」。綿花は栽培において手間がかかる以上に、収穫の手間が大きくなります。綿花栽培の盛んな地域は貧しいところが多く、子供たちが学校に行かずに就労しているというのが現状です。また、遺伝子組み換えの種の使用、農薬の使用のために、栽培を始める前に生産者は借金でまかなわなければならないのです。

こうした現状を改善するためにも、オーガニックコットン製品の生産販売に取り組み、「JOCAファミリータグ」を付けたお布団の取り扱いでフェアトレードを進めています。

顔が見えるものづくり(トレーサビリティ)
トレーサビリティは「trace+ability」から成る言葉で、「追跡可能性」などと訳されています。
ひとつの製品について、生産・製造→流通→消費・廃棄といったすべての段階で、追跡が可能な状態であることを指します。
「その製品を作った人の顔が見える」「製品の成り立ちがわかる」というとイメージです。
「だれが」「いつ」「どこで」「どのようにして」作ったのかを明らかにすることで、安心かつ、質の良いおふとんをお届けすることができます。
やよいLivingでは作る人と使う人の想いを結ぶモノづくりに取り組んでいます。

 「(戦後になって)良いものかどうかは別として、大量生産によって安いものができるようになり、今の人はすぐに新しいものに手を出すようになってしまった。昔は新しいものが高価であったため、一度買ったものは完全にダメになってしまうまで修理をして使っていた。」
『生き残れ!日本の職人文化』(齋藤貴之著・風響社刊)から引用
時代・価値観の変化により、職人の作った製品よりも大量生産品を消費者が選ぶようになりました。これにより需要が減って多くの職人が職を失っています。ふとん作りにおいても、染色や機織り、縫製といった職人は国内でも残りわずしかおりません。やよいリビングではそうした何十年、何百年と受け継がれてきた技術を守るべく、完全国内生産にこだわり、職人をはじめ、ふとん作りに関わる全ての人の雇用を守り続けます。

 

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